Human AI
なぜ私たちは Claude を選ぶのか
モデル選びは性能だけでなく『誰がどう作ったか』への信頼でもある、という視点から、当面 Claude を主軸にしている理由を説明します。
なぜ Claude なんですか? Gemini じゃダメなんですか? Codex の方が優秀ではないですか?
と質問をいただく機会が多々あります。確かに、何をしたいかによってモデルを選ぶべきですが、私たちはモデルを性能やコストだけで選んでいません。
LLM の一行のレスポンスには、学習データの選別、RLHF のラベル付け、Constitutional AI のような原則設計まで、何千人ものエンジニアと研究者の判断が積み重なっており、モデルを選ぶことは提供元の判断の質を信頼するという意思決定にほかなりません。
その意味で Anthropic は、Public Benefit Corporation という法的形態、Long-Term Benefit Trust というガバナンス、Responsible Scaling Policy による能力段階ごとの自主規制など、負わなくていい制約を自分から設計して背負っている、かなり特異な会社です。
私たちは Anthropic の販売代理店でもなく、モデルの信奉者でもありません。OpenAI や Google のモデルも継続的に評価し、業務によっては問題なく使います。ただ、根幹では、モデルの応答が速いか、安いか、話題かどうかでは順位をつけません。どの提供元がどんな設計・原則のもとでモデルを作ってきたか、その判断への信頼と、問題が起きたあとにも検証できる説明責任を最重視しています。